桃屋TVCM007-1961-月形のり平太
時間:30秒
商品名:江戸むらさき
制作年:1961年
広告主:桃屋
広告会社:読売広告社
制作会社:TCJ
三日月の夜、薄暗い風景のなかに浮かび上がる東山の山々と五重塔の輪郭。続いて丸窓に映し出される、男の頭のシルエット。場面は部屋に移り、海苔の佃煮をまぶした山盛りの茶漬けをすする月形のり平太と芸妓が登場。名前と設定からわかるように、このCMは行友李風作の戯曲であり、新国劇や映画で知られる『月形半平太』をパロディー化したもの。満腹になり、刀を腰に差して散歩へ出かけようとするのり平太を、「待て」と止めにかかるのは、お茶漬組の近藤イチャム。天然理心流の剣士、幕末新撰組の局長であった新撰組の近藤勇をパロディー化したもので、法被の背には、新撰組シンボルの「誠」の字の代わりに「勇」と書かれている。海苔と茶漬を使った言葉遊びが、人名から台詞にまでふんだんに盛り込まれた作品。
ラベル: 1961年
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