桃屋TVCM002-1958-助六
時間:60秒
商品名:江戸むらさき
制作年:1958年
広告主:桃屋
広告会社:読売広告社
制作会社:TCJ
前半は、江戸歌舞伎十八番の1つ、『助六由縁江戸桜』の助六が登場して『江戸むらさき』を紹介。歌舞伎特有の立廻りと台詞回し、そして観客の「桃屋!」という掛け声が、芝居の雰囲気をよく表している。後半では、「パパはお酒のお肴に」、「ママはサラサラお茶漬けに」といったナレーションに合わせ、海苔の佃煮の食べ方を提案。1958年は「団地族」という言葉が流行。父・母・子どもの核家族像がこのCMにも反映されている。家庭電化製品がもてはやされ、缶入りビールやインスタントラーメンが初めて販売されたのもこの年で、「手軽で重宝、経済的」というアピールは、合理性のある近代的生活に憧れる消費者の心に響いたのではないだろうか。
ラベル: 1958年
1 Comments:
昭和33(1958)年にはNHKテレビ受信契約数が100万台を突破。“新三種の神器”(テレビ受像機、電気洗濯機、電気冷蔵庫)が流行語になった年でもあります。
そのほか、日清食品が初のインスタントラーメン発売、朝日麦酒が缶入りビールを日本初販売と、食文化に大きな変革をもたらした年であるとも言えるでしょう。
KCM 加藤
By Mai Kato, at 2007年11月15日 10:46
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