MOMOYA

桃屋TVCM077-1971-蝶々夫人




時間:30秒
商品名:いか塩辛
制作年:1971年
広告主:桃屋
広告会社:読売広告社
制作会社:TCJ

海に浮かぶ黒船。汽笛がその船出を知らせると、海辺では1人の女性が「行―かないでー、行かないでー」と高らかに歌いながら別れを惜しむ。華やかな赤い着物の袖を振り回し、扇子を手に動き回る姿はエキゾチック。綺麗に結われた日本髪も、京都で蝶々髷とも呼ばれる銀杏返しを連想させる。このCMは、プッチーニ作曲のオペラ『蝶々夫人』をパロディー化したもの。船の大砲が発射されると、蝶々夫人の頭に『いか塩辛』の瓶が当たる。煙突から煙を吐き、動き出す黒船。白いハンカチを振り見送る蝶々夫人。いかの塩辛を肴に酒を飲み始めるが、テーブルには次々とお銚子の数が増えていく。徐々に深くなる夕闇、そして流れ星が長酒を物語っている。

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