桃屋TVCM056-1968-西郷飯盛
時間:30秒
商品名:しいたけのり
制作年:1968年
広告主:桃屋
広告会社:読売広告社
制作会社:TCJ
江戸と明治の時代の変わり目。馬に乗り数名の歩兵を連れて、江戸へ倒幕に向かうのは、のり平扮する薩摩藩士の西郷隆盛。途中の戦場では、胡坐をかいた膝の上に米桶を抱えながら悠々とご飯と海苔の佃煮を楽しむも、ミサイルのような大きい弾丸が直撃。吹き飛ばされた西郷は上野の森へ一直線、ポチャリと池に墜落。軍装を解き、丸長の顔立ち、ふっくらしたお腹が目立つ和服姿の西郷は、大きな炊飯釜の蓋の上でポーズ。この場面は、1898年に上野恩賜公園に建設された高村光雲作の銅像をパロディー化したもので、西郷の右側にはツンという名の犬の代わりに、紐に繋がれた海苔の佃煮のビンが。ちなみに、冒頭に流れるのは薩長兵士の軍歌『トコトンヤレ節』の替え歌。『宮さん宮さん』という別称でも有名だが、歌詞にも現れるこの宮さんとは、有栖川宮熾仁親王のことである。
ラベル: 1968年
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