プロジェクトのご紹介
慶大・DMC機構では、現在、川崎市市民ミュージアムが受託管理する(株)桃屋の放送開始以来のTVCMのデジタル化とタグの抽出、VOLUMEONEをプラットフォームにしたウェブ上での公開へ向けて準備をすすめております。「江戸むらさき」で知られる桃屋のTVCMは、昭和の歴史と日本人の生活文化の変遷を食卓に写す鏡とでもいうべきものであり、それぞれの時代の事象や流行、風俗の数々が散りばめられています。これらのCMをウェブで公開することにより、桃屋TVCMのファンはもとより、歴史研究者、美術家、批評家、財界人などで構成されたディスカッション・グループに見てもらい、こうしたTVCMのアーカイヴ映像から、どのような学術研究や時代考証の用途が考えられるかどうか、議論を重ねてゆこうと考えています。こうした地道な議論が、あちこちに眠る過去の映像素材の、特に美術館、博物館と学校における教育・研究分野での活用へとつながれば、チームの私たちにとっては幸いなことです。ブログ・ベースで議論を進めてゆく予定なので、一般の皆さんからコメントやCM放映時の思い出を寄せていただく機会も作りたいと思っています。
桃屋のTVCMは、すでに放送開始以来、五十年近くの歴史があり、当時の一般TV視聴者にとって、おそらく「常識」だったと思われる歌舞伎や落語、講談、あるいは「お座敷芸」といった、大衆の芸能や文化にちなんだ素材が多く見られます。これを芸達者な三木のり平さんが、三味線の音に合わせ、軽妙に演じておられるわけですが、それを解説抜きで今の時代の若者たちにどこまで理解してもらえるのか・・・。おそらく、国内においても、外国の方たちにするのと同じような、日本の文化や芸能の歴史についての解説が必要となるのではないでしょうか。当時を懐かしむ方々も多いでしょうが、これらを学校の授業で役立てながら、お父さん、お母さん、あるいは、お爺ちゃん、お婆ちゃんたちが生きた「昭和」という時代を振り返り、当時の社会や食生活、企業、働くこと、家族像のあり方などについて考えてみるのはTVCMに社会的な役割を与えることにもなり、どんな議論が飛び出すかが大いに楽しみです。
このサイトはあくまでも準備段階の「研究ブログ」ですので、タイトルや解説の内容はまだテンポラリーなものであり、皆さんのご指摘を受けながら精度を高めてゆくつもりです。いうなれば、このプロジェクトには桃屋CMもの知りWikiといった側面もあるかも知れません。現状で、データに欠番もありますが、問題を解決し次第、順次アップしていきます。基本的に、今回の使用目的では著作権上のコンフリクトが無い「のり平」アニメ・シリーズのすべてを公開する方針ですが、同時代の食卓風景、社会風俗を描いたドキュメンタリー風CM、及び、実演家が出演しているものについては、同時公開することによってコレクション全体の歴史的資料としての価値が高まることから、個別案件については弁護士さんと相談しながら公開の検討を進めています。その過程で、「消費材」ではない、教育・研究目的での資料としての映像コンテンツの「公共財」としての側面に光をあて、その社会的意義や商業利用とは異なってしかるべき公開ルールづくりの議論を喚起してゆければ幸いです。
川崎市市民ミュージアムの桃屋TVCMコレクション全218本は、1988年の川崎市市民ミュージアムの開館を記念して、「教育と研究のためにお使い下さい」ということで、(株)桃屋さんからご寄贈頂いたものです。同じデータセットはもう一組存在し、横浜市関内にある放送ライブラリーにも桃屋さんから寄贈されました。現地を訪れれば館内で視聴することが可能ですが、今回、慶大DMC機構がデジタル・オンライン化に使用したデータは川崎市市民ミュージアム所蔵のものです。
慶大DMC機構と川崎市市民ミュージアムは、収蔵されているさまざまな映像作品のデジタル化、保存、修復、及び、デジタル化されたミュージアム収蔵作品の活用方法についての共同研究を行うため、研究協力の覚え書きを2006年8月1日付で交わしています。
桃屋のTVCMは、すでに放送開始以来、五十年近くの歴史があり、当時の一般TV視聴者にとって、おそらく「常識」だったと思われる歌舞伎や落語、講談、あるいは「お座敷芸」といった、大衆の芸能や文化にちなんだ素材が多く見られます。これを芸達者な三木のり平さんが、三味線の音に合わせ、軽妙に演じておられるわけですが、それを解説抜きで今の時代の若者たちにどこまで理解してもらえるのか・・・。おそらく、国内においても、外国の方たちにするのと同じような、日本の文化や芸能の歴史についての解説が必要となるのではないでしょうか。当時を懐かしむ方々も多いでしょうが、これらを学校の授業で役立てながら、お父さん、お母さん、あるいは、お爺ちゃん、お婆ちゃんたちが生きた「昭和」という時代を振り返り、当時の社会や食生活、企業、働くこと、家族像のあり方などについて考えてみるのはTVCMに社会的な役割を与えることにもなり、どんな議論が飛び出すかが大いに楽しみです。
このサイトはあくまでも準備段階の「研究ブログ」ですので、タイトルや解説の内容はまだテンポラリーなものであり、皆さんのご指摘を受けながら精度を高めてゆくつもりです。いうなれば、このプロジェクトには桃屋CMもの知りWikiといった側面もあるかも知れません。現状で、データに欠番もありますが、問題を解決し次第、順次アップしていきます。基本的に、今回の使用目的では著作権上のコンフリクトが無い「のり平」アニメ・シリーズのすべてを公開する方針ですが、同時代の食卓風景、社会風俗を描いたドキュメンタリー風CM、及び、実演家が出演しているものについては、同時公開することによってコレクション全体の歴史的資料としての価値が高まることから、個別案件については弁護士さんと相談しながら公開の検討を進めています。その過程で、「消費材」ではない、教育・研究目的での資料としての映像コンテンツの「公共財」としての側面に光をあて、その社会的意義や商業利用とは異なってしかるべき公開ルールづくりの議論を喚起してゆければ幸いです。
川崎市市民ミュージアムの桃屋TVCMコレクション全218本は、1988年の川崎市市民ミュージアムの開館を記念して、「教育と研究のためにお使い下さい」ということで、(株)桃屋さんからご寄贈頂いたものです。同じデータセットはもう一組存在し、横浜市関内にある放送ライブラリーにも桃屋さんから寄贈されました。現地を訪れれば館内で視聴することが可能ですが、今回、慶大DMC機構がデジタル・オンライン化に使用したデータは川崎市市民ミュージアム所蔵のものです。
慶大DMC機構と川崎市市民ミュージアムは、収蔵されているさまざまな映像作品のデジタル化、保存、修復、及び、デジタル化されたミュージアム収蔵作品の活用方法についての共同研究を行うため、研究協力の覚え書きを2006年8月1日付で交わしています。




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